Archive for the ‘懐古レシピ’ Category

水出しコーヒー Cold Brewed Coffee  ”懐古”レシピではありませんが、、、

Sunday, September 29th, 2013

夏の初め頃だったでしょうか。NPR(米国公共ラジオ局)で料理の専門家が水出しコーヒー(別名ダッチコーヒー)を奨めていました。名ばかり(サイバー)とは言え、一応カーロック・ブック・カフェ店長の私め。興味をそそられてチェック、そしてトライしてみました。結果は、 -“やみつき”になりました。

酷があり、冷蔵庫で保存が利く。室温でじっくりコーヒーの味を引き出すので、中身(中味?)が“濃い”のです。また、作ったコーヒーはガラス瓶に入れて冷蔵庫で数日間保存できます。朝に弱い私には、特に2つ目のメリットがおいしいです。

色々なレシピの中から私が選んだのは、水出しハッカ・コーヒー(Cold Brewed Mint Coffee)。庭に鉢植えのハッカがあるので、それを幾枝か入れて、コールド・ブルー・ミント・コーヒーを週末に作り、冷蔵庫に入れておきます。朝は、水出しコーヒーと牛乳でカフェオレを電子レンジでチン!アイスコーヒーが欲しいときは、水出しコーヒー、クリーム、シンプル・シロップ(水と同等の砂糖をとかしたもの)をグラスに注ぎ、アイスを入れるだけ。即ち、準備時間が95%削減されるのです。そして、おいしいコーヒーがいつも瞬時に出来ます。

でも、利点ばかりではありません。使うコーヒー豆の量が大です。また、ホットをブラックで飲みたい方には、ちょっと向かないかもしれません。とても濃いのです。コーヒー豆を選べば可能でしょうが。

ということで、あなたもお試しあれ。

栗饅頭 Kuri Manju

Sunday, January 15th, 2012

Kuri Manju

秋になると栗が食べたくなります。秋風が寒く感じられるようになる頃、帰宅時に駅前で売られている天津甘栗の匂いが脳裏に染み付いているからでしょうか?

アメリカにも栗はありますね。近くの町のゴルフ場に栗の木があるとは何年も前から聞いてはいたのですが、足を運んだことがありませんでした。2011年秋、初めてトライしてみたんです。そしたらタイミングが良かったのか、予想以上の収穫がありました。最初、本当に栗を拾ってもいいのか気後れがしたのですが、駐車して車から降りるとすぐ、クラブハウスから年配の男性が出てきました。彼は、『昨日も何家族かやって来て、栗を拾って行ったよ』と愛想良く話してくれました。東洋人がやって来ては栗を拾っていくのをずっと前から見続けている人の口から出た言葉でした。それで安堵して、栗拾いに専念しました。

手提げ袋2つにずっしり入った栗を家に持ち帰って秤にかけてみると、17ポンド(7.5キロ)もありました。 軽く洗って、ペーパータオルで水分を取り、1ポンド・サイズのポリ袋に小分けして、冷蔵庫に保存しました。2週間後の図書館日にそれを販売しました。その日、いつも図書の整理を手伝ってくださる女性に1ポンド差し上げると、2ヶ月後、彼女が懐かしい栗饅頭を作って持って来てくれました。

 

ネットで調べてみると、日本人と栗は5000年もの付き合いがあるらしいです。また、日本栗は大粒でとても甘いとか。中国の天津が栗で有名ということではないようです。アメリカでは、チェスナット(栗)はナットキング・コールのクリスマス・ソング “Chestnuts roasting on an open fire” でよく聞くのですが、実際、普通のスーパーでほとんど見かけないし、木の実としては栗は肉が柔らかいのでピーナツ、アーモンド、ヘーゼルナッツのように売られていないですね。アメリカ在住24年ですが、当地の親類縁者が栗を料理・デザートに使うのを見たことがありません。

笑い話みたいですが、私が栗を持っていることを知った義理の母が、是非欲しいというので、1ポンド茹でて殻を剥いてから渡してあげました。数日後、彼女が私に尋ねるには、『あの栗はどうやって殻を剥くの?』ですって。彼女は、既に食する(料理する)だけになっている栗を、見たことがなかったのでしょうね。彼女は、ネットで栗のレシピーを探してデザートを作ると言っていましたが、さて、あの栗はどうなっているのかしら?

日本では、栗は引っ張りだこ。栗ご飯、栗おこわ、栗きんとん、栗饅頭、栗羊羹、はたまた、洋菓子のマロン・グラッセ、モンブラン、エトセトラ。先日戴いた栗饅頭。口にするのは、何年ぶりだったかしら?頬っぺが落ちそうでした。緑茶とぴったり。懐古レシピとして、下記リンクにてご紹介します。

Chestnuts

栗饅頭の作り方(日本語版)

http://wagashi.jigemon.cc/recipe/kurimanju.html

栗饅頭の作り方(英語版)Kurimanju (English recipe)

http://konny.fc2web.com/info/recipe_kurimanju_e.html

http://maguro666.wordpress.com/2011/07/24/basic-wagashi-kuri-manju-%E6%A0%97%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%85%E3%81%86/

懐古レシピ1 「おこしもん」

Wednesday, March 30th, 2011
Carlock Book Caféでは、日本各地の懐かしい料理を紹介します。

Okoshimon - Steamed Rice Flour Cake

第一弾は、私の出身地愛知県三河地方に伝わる「おこしもん」です。数年前、実家からおこしもんの木型を4つ持ってきました。今回、それを使って、久々に「おこしもん」を作ってみました。

Wooden Molds: Fukusuke (left), Crane & Pine Tree

おこしもの」が正式名だと思うのですが、我が家では「おこしもん」と呼んでいました。3月のお雛祭りの前に、家族全員(両親と娘3人)参加で、畳3枚が埋るほど作ったものです。ネットで調べてわかったのですが、「おこしもん」は尾張と三河地方だけにあるローカル色の強い暇祭りにちなんだお菓子なのですね。確かに、他所で「おこしもん」を見た覚えがありません。
1950~1960年代は食材が貧しい時代で、子供のおやつは、殆どが穀類ベースの生地を蒸したものでした。思い浮かぶおやつは、
  • お正月から2月半ばまでは、お餅類。丸餅、切餅、おへげ、ぼうろ。当然もち米で作ります。おへげ(へげ餅)は、餅生地に黄砂糖(キザラ)、蓬、食紅、豆、等を混ぜたものです。つき上がった餅生地は、一臼の生地をそのまま4~5センチの厚さに延ばし、2~3日冷やします。生地がある程度固くなってから薄く切り、数日間自然乾燥させるとおへげが完成です。(ネットで調べると、これは、三河地方だけのものらしい。またまた発見です。)水分が少ないのでカビが生えにくく、長持ちします。また、ぼうろはへげ餅と類似の餅生地でできていますが、短冊に切るところが、異なります。両方とも、ブリキ缶に入れて保存しました。直火で焼いて食べます。
  • 雛祭りの頃は「おこしもん」(うるち米使用)と決まっていました。
  • 時々、吹雪饅頭黒砂糖饅頭を作りました。吹雪饅頭というと体裁がいいのですが、我が家の場合は、腕が悪いために皮が均等にならず、一部餡が見えそうになって斑になっているのを、「吹雪」という装飾名で呼んだ、と言った方が当たっているでしょう。こちらも、家族全員で大鍋で煮た餡を小麦粉の生地で包んで、セイロで蒸して作りました。
  • サイコロに切ったサツマイモと小麦粉を混ぜて作った鬼饅頭も懐かしいおやつです。
前置きはこれくらいにして、「おこしもん」の作り方を紹介します。
材料 Ingredients
米粉 Rice flour、熱湯 Hot water、食紅 Food color(赤 Red、緑 Green、黄 Yellow、他)[量は目分量、手分量]
おこしもんの型 Wooden molds、食紅用筆 Brushes for food color、蒸し器 Steamer
作り方 How to Make Okoshimon

Trickle boiling water into bowl with rice flour and mix

1. ボールに米粉を半分くらい入れる。(煮えたぎるくらいの)熱湯を少しずつ注入しながら混ぜる。熱湯を入れすぎないように注意。生地が柔らかくなりすぎると、型にくっ付いてしまう。
2. 生地が熱いうちに米粉をまぶした台に移し、軽く捏ねて直径4~5センチの棒状にする。
3. 型に米粉を軽くまぶしておく。型の容量に合わせて、生地を切り、型に埋めて軽く押える。手際よく型から生地を抜く。生地がなくなるまでこれを続ける。

Lightly press dough into mold, and quickly remove it from mold

4. 白地のおこしもんに彩色する。(食紅を生地に混ぜる方法もあります。その場合、食紅の量は控え目にすること。今回は、赤の食紅で桜色の生地を作りました。)

Molded dough

5. 蒸し器で15分熱を通した後、皿に移す。
おこしもんは、焼いて(少し焦げ目をつけて)から甘醤油て食べるとおいしい。雛壇に菱餅など一緒にお供えしてもいいですね。

Coloring

Carlock Book Caféでは、懐かしいレシビを紹介してくださる方を募集しています。ご連絡お待ちしております。千津子