Archive for March, 2011

懐古レシピ1 「おこしもん」

Wednesday, March 30th, 2011
Carlock Book Caféでは、日本各地の懐かしい料理を紹介します。

Okoshimon - Steamed Rice Flour Cake

第一弾は、私の出身地愛知県三河地方に伝わる「おこしもん」です。数年前、実家からおこしもんの木型を4つ持ってきました。今回、それを使って、久々に「おこしもん」を作ってみました。

Wooden Molds: Fukusuke (left), Crane & Pine Tree

おこしもの」が正式名だと思うのですが、我が家では「おこしもん」と呼んでいました。3月のお雛祭りの前に、家族全員(両親と娘3人)参加で、畳3枚が埋るほど作ったものです。ネットで調べてわかったのですが、「おこしもん」は尾張と三河地方だけにあるローカル色の強い暇祭りにちなんだお菓子なのですね。確かに、他所で「おこしもん」を見た覚えがありません。
1950~1960年代は食材が貧しい時代で、子供のおやつは、殆どが穀類ベースの生地を蒸したものでした。思い浮かぶおやつは、
  • お正月から2月半ばまでは、お餅類。丸餅、切餅、おへげ、ぼうろ。当然もち米で作ります。おへげ(へげ餅)は、餅生地に黄砂糖(キザラ)、蓬、食紅、豆、等を混ぜたものです。つき上がった餅生地は、一臼の生地をそのまま4~5センチの厚さに延ばし、2~3日冷やします。生地がある程度固くなってから薄く切り、数日間自然乾燥させるとおへげが完成です。(ネットで調べると、これは、三河地方だけのものらしい。またまた発見です。)水分が少ないのでカビが生えにくく、長持ちします。また、ぼうろはへげ餅と類似の餅生地でできていますが、短冊に切るところが、異なります。両方とも、ブリキ缶に入れて保存しました。直火で焼いて食べます。
  • 雛祭りの頃は「おこしもん」(うるち米使用)と決まっていました。
  • 時々、吹雪饅頭黒砂糖饅頭を作りました。吹雪饅頭というと体裁がいいのですが、我が家の場合は、腕が悪いために皮が均等にならず、一部餡が見えそうになって斑になっているのを、「吹雪」という装飾名で呼んだ、と言った方が当たっているでしょう。こちらも、家族全員で大鍋で煮た餡を小麦粉の生地で包んで、セイロで蒸して作りました。
  • サイコロに切ったサツマイモと小麦粉を混ぜて作った鬼饅頭も懐かしいおやつです。
前置きはこれくらいにして、「おこしもん」の作り方を紹介します。
材料 Ingredients
米粉 Rice flour、熱湯 Hot water、食紅 Food color(赤 Red、緑 Green、黄 Yellow、他)[量は目分量、手分量]
おこしもんの型 Wooden molds、食紅用筆 Brushes for food color、蒸し器 Steamer
作り方 How to Make Okoshimon

Trickle boiling water into bowl with rice flour and mix

1. ボールに米粉を半分くらい入れる。(煮えたぎるくらいの)熱湯を少しずつ注入しながら混ぜる。熱湯を入れすぎないように注意。生地が柔らかくなりすぎると、型にくっ付いてしまう。
2. 生地が熱いうちに米粉をまぶした台に移し、軽く捏ねて直径4~5センチの棒状にする。
3. 型に米粉を軽くまぶしておく。型の容量に合わせて、生地を切り、型に埋めて軽く押える。手際よく型から生地を抜く。生地がなくなるまでこれを続ける。

Lightly press dough into mold, and quickly remove it from mold

4. 白地のおこしもんに彩色する。(食紅を生地に混ぜる方法もあります。その場合、食紅の量は控え目にすること。今回は、赤の食紅で桜色の生地を作りました。)

Molded dough

5. 蒸し器で15分熱を通した後、皿に移す。
おこしもんは、焼いて(少し焦げ目をつけて)から甘醤油て食べるとおいしい。雛壇に菱餅など一緒にお供えしてもいいですね。

Coloring

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頑張れ日本!

Sunday, March 20th, 2011

2011年3月11日に起きた東日本大地震は、6000マイル離れたイリノイ州に住む私たちにも、大きな衝撃でした。自然の力の威力に人は為すすべもなく、ただ傍観していることしかできませんでした。観測史上最大の地震、それに誘発された14メートルの津波、制御不能になった原発からの放射性物質放出の怖れ、北部では火災まで発生。惨事はどこまで加速するのだろうか?と多くの人が感じたことでしょう。

そんな時、近くの日本語補習校で義捐金募集のためのガレージ・セールを3月19日にするとの連絡を受けました。私は自分でできることだけをしてみようと心に決めました。

3月13日、ガレージセールのポスターが配信される。それを思いつく友人・知り合いに転送。16日・17日にシカゴに行く用事があるので、シカゴ在住の知人4人にも販売品提供の協力依頼をする。

3月15日、Sさん宅に日本人女性8人が集まり、ガレージセールの相談をする。

3月16日、シカゴ盛和塾生2人よりガレージ・セール用に品物を受け取る。

3月17日、「日本系」女性2人より品物を寄付していただく。前日分と合わせると、私の車がいっぱいになる。夕方帰宅。

3月18日、午前9時マクリーン郡歴史博物館に品物を受け取りに行く。車が満杯になる。家に帰って、寄付品リストを作るために、車から降ろす。

午後、私が寄付するものとシカゴから持ち帰った品物に値段をつける。午後4時、ガレージ・セールの場所を提供していただけるウイッテンバーグ・ルーテル教会に第一弾の販売品を届ける。教会は持ち込まれた品物とボランテイアで文字通り足の踏み場がなかった。

夕食後、歴史博物館から受け取ったダンボール箱の中身を調べ、記帳してから、車に積み込む。

3月19日、午前7時半、第2弾の販売品を持って現地集合。ガレージセールは10時からのはずなのに、8時半頃には人が集まってきた。午前中は、レジの前に長蛇の列ができるほどの、盛況ぶり。ランチは2シフトに分けてとる。おにぎりとおはぎの差し入れをしてくださったSさんに感謝。午後2時半から、半額セールに切り替える。3時半にHome Sweet Homeがトラックで残ったものを取りに来てくれる。夕方、ガレージセールで15000ドル以上の義捐金が集まったとの情報に、棒になった足の痛さも軽減された。

1週間の短い準備期間にも拘らず、私たちは強いリーダーシップの下で団結することにより、予想を上回る成果をあげることができました。補習校の生徒さんたちは、この経験をずっと覚えていることでしょう。活動に参加した大人の私たちも、それぞれ何か大切なことをを学んだと思います。私個人としては、「ガレージ・セールで学んだ教訓をいかに忘れないようにするか」が課題です。

ガレージセール関連の写真を200余枚撮りましたとりました。一部、皆さんとシェアしたいと思います。

Garage Sale Poster

Right, Mr. Ota, Principal of Japanese School

Rev. Jensen, pastor of Wittenberg Lutheran Center

Japanese Flag Cookies

Kids love toys

Amazing Origami

Look at the crowd!

Before the garage sale, inside Church

After the garage sale. Same room?

 皆さん、ご苦労様でした。