Archive for July, 2011

二人の父に贈る言葉

Saturday, July 23rd, 2011

2011年3月22日にアメリカの義父AJが亡くなりました。

葬儀の場で、長男の主人が父への送別の辞を読み上げました。最後の方で、私のことにも触れました。それが、私の義父への感謝の気持ちを簡潔に描写してくれていますので、引用します。

AJ was a veteran of WWII, but like so many veterans, rarely mentioned his experiences. On a rare occasion, he did share some of his experiences with Bruce.  I was aware that he had no love for the Japanese, so it was with a bit of trepidation that I introduced him to my future wife.  At the conclusion of the first evening of meeting her, he turned to her and said, “What on earth do you see in him?”  After being married, we brought a Japanese family to the house and he took them to a grassy field west of Yates City, opened the hangar, and took them for flights in his plane.  They were extremely excited and exclaimed, “Now this, this is America!”  My wife has always been grateful for the treatment she’s received from Dad and Uncle Bill.  They had been warriors who had fought against her country, but they always made her feel welcome and wanted.

by Tom  Jaggard, March 26, 2011.

[注:Bruceはウエストポイント陸軍士官学校に行った弟。Billは、主人の伯父。米国海軍軍人として第二次世界大戦に参戦。終戦時、沖縄沖で待機していた軍艦に乗っていました。19歳の若さでした。この伯父も昨秋亡くなりました。]

振り返れば、私が渡米したのが1988年ですから、私の人生の前半は日本の父が、そして後半はアメリカの父が近くにいてくれました。なんと幸運なことでしょうか。

7年前他界した日本の父と義父 は、同年 (1918年) 生まれでした。二人とも20代で第二次世界大戦を体験しました。父は中国に3年半駐屯後1943年日本に戻りました。それから終戦までは、三菱重工の大江工場(名古屋)でゼロ戦の部品製造に携わっていました。義父は1941年に米国海兵隊に志願するや、米国は6週間後に太平洋戦争に突入しています。入隊後、南太平洋から北上し、タラワ、ギルバート島、サイパン島、テニアン島で実戦を体験した後、1945年無事に故郷に戻りました。

義父の遺品の中に、地方新聞Peoria Journal-Transcriptの1941年12月7日付の日本米国に宣戦布告のページが見つかりました。世界大戦が与えた衝撃の大きさを、セピア色の新聞が語っています。

太平洋を挟んで、敵国人として戦う運命を負った二人の父でしたが、私に人としてどのように生きるかの指針を示してくれました。ありがとう。

Peoria Journal-Transcript, Dec. 7, 1941

ジェイク・シマブクロ日本ツアー

Saturday, July 23rd, 2011

11月8・9日にウクレレ奏者ジェイク・シマブクロさんが、セントラル・イリノイ公演をします。それに合わせて、彼を私のウェッブサイトhttp://www.carlockbookcafe.orgで紹介するために、5月から彼のマネージャーKさんと連絡を取り合っています。

先日の彼女のメールで、ジェークが7月23日より日本ツアーを開始することを知りました。

http://jakeshimabukuro.com/home/

23日の恵比寿ホールのコンサートを皮切りに、向こう3ヶ月かけて日本縦断ツアーを組んでいます。凄いエネルギーです。

Jake Shimabukuro

実のところ、この春マネージャーのKさんに会うまで、ジェイクのことは知りませんでした。でも、よくよく考えてみると、ご縁があったんだと思います。

彼が「フラガール」の音楽担当をしたことをWikiで知りました。

思い出します。2007年のことです。

バンクーバー在住の私の30年来の友人である日系カナダ人夫婦の従姉妹がシカゴに住んでいることを聞きました。その彼女に会うために、某シカゴの仏教寺院での映画鑑賞日に合わせて、250キロ走ったことを。

彼女は日系4世。

上映された映画が「フラガール」。

ジェイクは日系5世。

これがきっかけで、第二次世界対戦中の日系人差別(内地拘留)等の人種プロファイリング問題に関わりました。私は日本が経済大国になってからの1980年代に渡米しました。その頃には、一般米国人が抱く日本のイメージは、とても好転していました。私がぬくぬくと心地よくアメリカで暮らせることができた背景には、日系人の方々の並々ならぬ努力があったからです。それを忘れてはなりません。私よりずっと前に渡米した日本人は、子供が学校で“ジャップ”と呼ばれたりしました。

ジェークは、持ち前の才能で世界の人たちに音楽を通じて“和”を訴えていると思います。彼の音楽は聴く人の心を癒すパワーがあります。

私は、アメリカの地で、日本語が自由に使えない日系人と日本から来て間もない日系1世との間の連帯意識の薄弱さを悲しく思います。それで、私は広く
(日本と接点を持つ) 「日本系」の人たちとお付き合いをしています。少しでも彼らの橋渡しができればと思いながら。

ジェイクをウェッブサイトで紹介するのは、8月の予定。彼のポスターとか絵はがきをKさんより送ってもらいました。11月の地方(Bloomington, IL)公演では、友人たちを誘って出かける予定です。

Jake Shimabukuro Post Card

吉田堅治展『祈り 鎮魂と再生」

Sunday, July 3rd, 2011

吉田堅治さんの個展の情報が、鶴岡八幡宮のホームページに載っています。

お時間のある方、是非お出かけください。また、同HPでパンフレットをダウンロードできます。http://news.hachimangu.or.jp/

以下、ホームページからの引用です。
***吉田堅治展 「祈り 鎮魂と再生」のお知らせ***
この度、堅治画伯の遺作が当宮へ寄贈されることを記念し、展覧会を開催いたします。
この「祈り 鎮魂と再生」と題しての展覧会は、生命(いのち)の画家と呼ばれた画伯の作品を通して、東日本大震災物故者慰霊と被災地の一日も早い復興、そして、大銀杏の再生を願うものであります。この機会に是非ご覧下さい。

場所   鶴岡八幡宮 直会殿
期間   7月15日(金)~7月31日(日)
時間   午前9時~午後4時30分
(最終日は午後4時まで)
入場料  200円 中学生以下無料
※入場料は「東日本大震災支援金」に全額あてられます