Archive for June, 2013

特別プログラム『連合国軍の日本占領時代を語る』を終えて

Wednesday, June 26th, 2013

Reflection on Special Program “The Occupation of Japan by the Allied Forces, 1945 – 1952”

Made-In-Occupied-Japan on Display

**********

日本語プログラム案内

皆さん、こんにちは。

今日は、昨秋開催を希望しながら実現できなかった『連合国軍の日本占領時代を語る』― シカゴ在住のデニー・奥原さんをご招待しての懇談会 - のお知らせです。

デニーさんは、カリフォルニア生まれの日系2世。ハイスクール卒業後、礼儀作法を学ぶために日本に行きました。ところが、第二次世界大戦が勃発して、帰国出来なくなりました。戦時中に日本の男性と結婚。終戦後は北九州の連合国軍基地で秘書をし、1955年、ご家族と一緒にアメリカに戻りました。当初、2年の日本滞在予定が、16年になってしまいました。日本で戦前、戦中、戦後を体験されたデニーさんとお話できるこの機会をお見逃し無く。戦争、そして占領時代を覚えている人が少なくなった昨今、とても貴重な体験談を聞かせていただけると思います。

日時

5月25日(土) 午後12時30 分から午後2時30分まで

場所:カーロック・ブック・カフェ @8305 E 2250 North Rd., Carlock, IL 61725

 

プログラム

【Made in Occupied Japan製品、書籍の展示】

12:30 – 12:45p.m.             デニーさんの紹介(塚本担当)

12:45 – 2:00 p.m.              デニーさんとの懇談及びQ&A

2:00 – 2:30 p.m.                展示中のMade in Occupied Japanカップの中からお好きなものを選

んでいただき、それでコーヒーまたは紅茶を楽しんでいたいただきます。

使用言語:日本語・英語

 

尚、当日は老人学の教鞭をとられたDr.アリス・村田と日系カナダ人のメイ・中野さんも同席されます。

 

English Invitation to the Program:

Dear Friends,

I am pleased to announce to you that the special Occupied Japan program that I had hoped to hold last fall is finally becoming a reality.  I am inviting Mrs. Dennie Okuhara from Chicago so that we are able to   find out about what her experience was like during her stay in Japan some 6 decades ago.

Dennie (Nisei) was born in 1922 in California.  Immediately after graduating from high school, she was sent to Japan to learn Japanese manners.  Shortly after her arrival, the Pacific War started and she was “stuck” in Japan.  She married a Japanese man during the war, started a family, and during the Occupation of Japan by the Allied Forces worked as a secretary in the Allied military base in Kokura, Kyushu.  She and her family returned to the U.S. in 1955.  Her initial intended stay of 2 years in Japan turned out to be 16 years.

It is a rare, and probably the only, opportunity for us to be able to talk to Mrs. Okuhara.  Very few people remember those days.   Don’t miss it.

Time & Place

May 25, 2013 (Saturday) from 12:30 p.m. to 2:30 p.m.

Place: Carlock Book Café, 8305 E 2250 North Rd., Carlock, IL 61725

Program

[Made-In-Occupied Japan products and books about the era will be on display during the program.]

12:30 – 12:45 p.m.            Introduction by Chiko Tsukamoto

12:45 – 2:00 p.m.              Casual discussion and Q & A with Dennie Okuhara

2:00 – 2:30 p.m.                Pick your favorite Made-in-Occupied Japan cup that is on display, and

enjoy coffee or tea in the cup.  Dessert will be served.

Language:                           English and Japanese (Dennie is bilingual)

Dr. Alice Murata, who used to teach gerontology at college and third generation Japanese Canadian May Nakano will be also present.

*********

2013年5月25日、カーロック・ブック・カフェの特別プログラムを遂行。当初、参加者9名を予定していたところ、当日14名に膨れ上がり、嬉しい悲鳴。参加者のバックグラウンドも様々。日系アメリカ人、日系カナダ人、日系ブラジル人、中国系アメリカ人、日本人永住者及び帰化人、米国人、等。また、占領時代を体験した場所も、東京、山口、沖縄、等。日本語ができない人がいたため、共通言語は英語。

ゲストは占領時代を山口・北九州で送る。首都での生活とは、随分異なっていたようだ。北九州の連合国基地には英国やオーストラリアの軍人も多く駐在していたので、彼女の英語が英国訛りになり、朝鮮戦争が始まってから訪れたアメリカの弟さんが驚いたそうだ。彼女は基地で秘書をして、月1万円の給料をもらったそうだ。当時としては高給取りだった。

一番面白かったのは、彼女は日本政府が女優の原節子さんをマッカーサー元帥に進呈したと信じていたこと。それは単なる噂だったが、本州の最南端では、真偽を確認することが難しかったのだろう。

〆はコーヒーとデザート。プログラムの終わる頃、参加者間でメールアドレスを交換し合ったりする光景が。新しい出会いがあり、おいしいデザートと会話。笑顔の参加者見送った。

Guest

 

Participant

More participants

 

 

図書室らしくなってきました

Wednesday, June 26th, 2013

West Side of the Library as of June 22, 2013

今年はカーロック・ブック・カフェ開設5年目。

本箱が増えて、少しずつ図書室らしくなってきました。

6月22日現在蔵書数、5800余冊。

聴取者220万人 『ダイアン・リーム・ショー』

Monday, June 17th, 2013

4月4日。私の誕生日。

その日に、いつもチューン・インしているラジオ局がトークショー・ホストのダイアン・リーム女史をピオリアに招待。カントリー・クラブで晩餐・講演をする特別プログラム。

こういう趣向の誕生日の祝い方もいいかも。

主人と二人分の予約を入れる。

*******

『ダイアン・リーム・ショー』というラジオ番組を知ったのは、4年前だったと思います。午前9時。ラジオから流れる年配の女性の声。お声から判断して80歳を超えてみえるのでは、と思いました。その彼女が時事テーマを基に専門家を招き、一般聴取者も参加するトークショー。月曜日から金曜日まで5日間連続生放送。

予約を入れてから、彼女の履歴を調べてみました。

http://www.thedianerehmshow.org

彼女は、1936年生れですから、今年77歳。30代後半の1973年にラジオ界にエントリー。キャリアのスタート地点は人生半ばに差し掛かった頃です。毎週、全米で220万人が彼女の番組に耳を傾け、そして多くの人が番組に参加します。以前の声を知らないので確信はないのですが、彼女の声が老けているのは、1998年に痙攣性発声障害になったからのようです。

このラジオ番組は、ホストのダイアン・リーム女史が1979年から30年以上続けているのだそうで、これを知ったとき、感服したというより、度肝を抜かれました。“アメリカだから出来る!”と思いました。

彼女の業績は履歴を読めばわかるので、省略して、4月4日に彼女の講演で興味深かったことを記してみます。

彼女は、高卒。メデイア業界の同年代の女性の殆どが大学を出てから業界に入ったのと対照的です。弁護士であったご主人が、彼女の才能を「かたく信じてくれたことで前進できた。」彼女の言葉です。

生放送で気をつけていること。全ての人に礼節をわきまえて接すること。確かに、彼女の丁重な言葉使いや穏和な話し方には品性があります。一部のトークショー・ホスト(特に男性)の罵声を浴びせるような、また、感情剥きだしの話し方とは全然違います。

タイムリーなテーマの選択。ダイアン・リーム・ショーのスタッフは、彼女を含めて5人。全て女性。彼女は、それをとても自慢していました。スタッフが相談して、最新のニュースの中からトピックを選びます。そのうちの一人がそのトピックの情報収集をします。他のスタッフは、専門家を選んだり、番組に出演を依頼したり、番組の構成を決めたりします。そのトピックを翌日生放送します。日々、題材が変わりますから、ダイアンはトピックのブリーフィングにざっと目を通し情報を瞬時に吸収しなければなりません。ハイレベルの速読・読解力を要求されます。彼女の番組で取り上げるトピックのジャンルは、驚異的です。文芸・政治・国際・医療、等、カバーしない分野はないといっても過言ではありません。それを70代後半の女性が日々坦々とこなしている。まさに、超人的!

テクノロジーを駆使。ダイアンはオンエアー中に、リスナーからのメール、ツィッター、コーラーID表示を見ながら、番組を進めていかなければなりません。彼女の才能は、脇道に逸れないように言葉を続けながら、あたかも聖徳太子のように続々と入ってくるリスナー情報から番組のバランスの取れるリスナーのコメント、ライブの電話を選択して、『まとまりのある番組に仕立て上げる能力』にあると思います。あるトピックに30分が費やされるとします。イントロ、専門家によるトピックの突っ込み、多種多様のリスナーのコメント、質問、等。その多様さとバランスの良さ。30分後、リスナーに充実感が残るのです。

ピオリアの特別プログラムの参加者から彼女に質問がありました。「あなたは、そんなにお綺麗なのですから、テレビ業界にお入りになりたいとは思いませんでしたか?」

彼女は美人です。細面で目鼻立ちの整った顔。それを上品に包む銀髪。スタイル抜群。テレビのニュースキャスターとしても大成したことでしょう。

彼女の回答。「視覚は多分にして私たちに先入観を与えてしまいます。ラジオには、それがありません。テレビ業界に興味はありません。」

 

とても素適な2013年の誕生日でした。